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サプライズ
2015.07.29
これさえあればなんとかなる!Web制作のディレクションで最も大事なドキュメント4種
こんにちは、ディレクション部のshimazakiです。
Web制作は案件によってさまざまな種類のものがありますが、自分がディレクターとして進めていく上で必ず用意するドキュメントがあります。
今回は、そんなWebのディレクションを進めていく上で、最低限必要と思われる基本的なドキュメント4種をまとめてみました。
1)サイト仕様書(要件定義書)
まずはサイト仕様書。そのプロジェクトで何をしたいのか。何をどのように達成するのかなど、しなければいけないこと(要件)をまとめた(定義)ありがたいドキュメント。概念的なものからプログラムに関するものまで、プロジェクトに必要な情報を漏れなくまとめます。
- サイトのテーマ
- コンセプト
- 会社のミッション・ビジョン
- サイトのゴール
- ターゲットユーザー
- コンテンツ案
- 現行の機能情報、実装する機能
- 使用する技術、開発言語
- サーバ・ドメイン情報
と言った項目などが挙げられます。
これらの情報はクライアントを含むプロジェクトに関わるメンバー全員に共有され、定期的にこのドキュメントを確認しプロジェクトを進めていきます。
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これがないと?
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プロジェクト作るべきものは何なのか、何のために作るのか、まったくわからないため、プロジェクトは立ち往生することになります。他のメンバーは作業に入れないですし、クライアントと共通認識を持つこともできません。
2)サイトマップ(コンテンツリスト)
実際に制作するコンテンツ、ページなどを俯瞰できるリスト(マップ)としてまとめたもの。Webサイトの階層構造、カテゴリ、全体の規模を把握することができます。ディレクション構造、ページのタイトル、概要、URL、関連するmeta情報などが掲載されていることが多いです。
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これがないと?
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Webサイトの全体像が見えないため、どれくらいのページが必要になるのか、どれくらい作業する人が必要なのか、わかりません。チーム体制の準備、見積もりを作る際に必須となります。
3)スケジュール
プロジェクトを進めていく上で、どのタスクを誰がいつまでにやるのか、計画通り進んでいるのかを共有するためのもの。作業を分類し、その作業の着手日、完了日を記入していきます。プロジェクト全体の時間軸を把握でき、期日から逆算し計画に破綻がないか確認したりもします。
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これがないと?
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どのようなタスクがあるのか、どのタスクから手を付ければいいのか、いつまでに終わらせればいいのかがわからないため、メンバーがスケジュールを組むことが難しくなります。
4)ワイヤーフレーム
コンテンツやナビゲーションと言ったページの構成要素を各ページごとに線や図形でおおまかに示したもので、サイトにおける設計図のようなものになります。この時点では極力、色や画像は省き、このページの目的、機能を共有します。これを元にデザイナーさんやエンジニアさんが具体的な作業を進めていきます。
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これがないと?
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ページがどのような要素で構成されているのかわからないので、実際に手を動かすデザイナーさんやエンジニアさんが作業に取りかかれません。
他にも、ヒアリングシート、システム仕様書など必要になるドキュメントはさまざまなものがありますが、上記の基本的なドキュメントを用意することで、まずはプロジェクトのエンジンに火を入れることができるでしょう。
メンバーが迷わず作業に取り掛かれるように、重要性の高いドキュメント類はいつでもメンバーが確認できるよう共有し、常に最新の状態を保つように心がけたいですね。