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SURPR!SE

サプライズ

2025.04.07

Media Playerで音声が切れて困った話。

当記事へのご訪問ありがとうございます。
ディレクターのmoriです。

skylinkでは動画制作なども手掛けており、
収録スタジオから納品された音声データを確認する機会があります。

これは、そんな検品工程で経験した少し困ったお話です。

必要な音声(ナレーションなど)を収録をした後は、
納品された音声データが正しいか、ノイズなど生じていないかなどを
確認する検品工程があります。

検品していると時々、音声のお尻がブツッと切れたデータがあり。
こういった場合はスタジオに調整依頼を行うのですが、
その際に、よくこんなやり取りがありました。

————————————————————–

「音声のお尻が切れているので調整をお願いします」

エンジニア「事象確認できないのですが、少し調整を入れたデータをお送りしますね」

————————————————————–

これ、いつも不思議に思っていたんですよね。
こちらで確認すると明らかにお尻が切れているのに、
サウンドエンジニアさんのところでは事象を確認できない。
もしやノンモン(音声前後の無音部分)が短すぎるのかと思い
確認してもしっかり0.5秒設けている。

なんでこんな差が生じるのだろう…

この原因は判らないまま、また同じような調整依頼をした際に
エンジニアさんがヒラメキました。

「もしかして、windows Media Playerで確認されています?」

確かに、指摘の通りその時はwindows Media Playerで確認していました。
するとエンジニアさんから驚きの一言が。

「windows Media Playerは仕様上お尻の波形が切りあがってしまうため、
 音声によってはブツ切りになることがあるのです」

……

…………

それだーーーー!

まさかの音声データではなく、確認環境の問題だったというオチに。
原因がわかったのでツールを変えてみると、確かにきちんと再生される!

原因が判ってすっきりしたのと同時に、
これまでエンジニアさんに無駄な調整作業をさせていたのかと反省…
(いつも快く調整応じてくださってありがとうございます)

これはwindows Media Playerの話でしたが、
ツールによっては音声ファイルの容量によって再生タイミングがズレるなんて
挙動もあるようなので、もし、音声データを確認することがあるようでしたら
一度確認環境に適したツールを探してみると良いかもしれませんね。

ということで、今回は『Media Playerで音声が切れて困った話。』でした。

では、また。